2024-04-242024年4月

情報Ⅰは何を勉強すればいいのか?を分析してみた!

こんにちは~。武田塾飯能校です。

 

共通テストで選択できる科目に「情報I」が追加されたことをご存知でしょうか。

国公立大学を受験する人にだけ関係する話だと思われがちですが、実は難関大学でも共通テスト利用で「情報I」を選択できる大学があります。

(前のブログに詳しく書いてありますので、気になる方はぜひそちらのブログを先に読んでみてください。)

 

今回は、そんな「情報I」は何を勉強したらいいのかについて書いていきます。

国公立大学を志望している人で「情報I」を絶対に利用しなければならない人や、共通テスト利用で「情報I」を利用しようか迷っている人に向けたブログになっています。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

「情報I」はどんな問題が出るのか

試作問題を分析してみよう!

何を勉強するべきかを知るにあたっては、どんな問題が出題されるのかを知る必要があります。

ということで、共通テスト「情報I」の試作問題を見てみましょう。

 

情報Ⅰ 試作問題

 

こちらが共通テスト「情報I」の試作問題になります。

出題範囲は「情報I」からのみで、試験時間は60分のテストです。

 

1情報社会の問題解決

2コミュニケーションと社会デザイン

3コンピューターとプログラミング

4情報通信ネットワークとデータの活用

 

「情報I」で学習するこれら4つの領域で問題が構成されています。

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大問ごとの分析

大問1 小問集合 (20点)

大問1は小問集合です。いずれの問題も難易度は高くないため、しっかり文章を読み、あわせて授業内容をきちんと復習して取りこぼさないようにしたい設問ですね。

 

大問2 情報社会の問題解決力、プログラミング(30点)

大問2も比較的小問集合に近い内容になっていますが、第1問と比べるとより実践的な内容を問う問題です。

 

大問2

A:情報社会の問題解決、コミュニケーションと情報デザイン(15点)

B:コンピューターとプログラミング(15点)

という問題構成になっています。

 

どちらの問題も知識だけで解くことは難しく、知っている知識をもとに実際の事例や仕組みにあてはめて考えることができるかが求められます。

 

大問3 コンピューターとプログラミング(25点)

大問3は「プログラミング」と聞いて想像するような、ある仕組みを動作させるためのプログラムについて組み立てていく問題です。コード・スクリプトの空欄を埋めるだけでなく、そうしたプログラムを作るまでの思考過程などが問われるため、時間の掛かる設問になっています。

 

大問4 情報ネットワークとデータの活用(25点)

大問4はいわゆる数学の「データの分析」などにも近い設問です。このあたりの単元をきちんと学習している人は解きやすいかもしれません。

箱ひげ図や散布図の読み取りを含むデータの分析と活用について正確に理解していれば解ける問題ではありますが、実際のデータを使いながらデータ同士の関係などを正確に見極めていく必要があるため、こちらも根気強く取り組む必要がある設問です。

 

問題全体の傾向としては、小問集合の配点は小さく、メインとなるのは「コンピューターとプログラミング」「データの活用」など学習内容も幅広い、実践的なものになっていることがわかりますね。

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「情報I」はどのように対策したらいいのか

では次に、「情報I」の具体的な対策について書いていきます。

 

基本的な用語のインプット

試作問題を見てもわかる通り、「情報I」には問題文が長い設問が多くあります。試験時間内に正確に問題を解くには、読解力が必要不可欠になってきます。そんな中で知らない用語があると時間を大幅にロスしてしまうので、用語のインプットはマストで行いましょう。

 

数I、数Aの理解を深める

試作問題の大問4は、散布図や回帰直線など、数Ⅰの知識が必要となる問題でした。また、様々な数を「0」または「1」で表す2進法は、数Aで学習する内容です。

試作問題では、計算力が必要な問題も出題されており、少ない制限時間内に解くにはスピードも必要です。情報に関する知識だけでなく、幅広い数学の知識や計算力を養いましょう。

プログラミングの知識を深める

試作問題を見てもわかるように、プログラミングは大問2、3のどちらにも出題されており、「情報I」のなかで非常に大きなウェイトを占めていることがわかります。

実際のテストはマークシートで回答するため、具体的なプログラミング能力を求められることはありません。しかし、基本的なプログラミングを完成させる思考力は問われています。これは何の対策もなしに解ける問題ではないため、類似問題を解く等の対策をして、プログラミングの仕組みを根本から理解する必要があります。

基本的にはインプットとアウトプットで勉強を進めていくイメージになりますね。特殊な科目のように思いがちかもしれませんが、進め方としては主要教科と大差ありませんね。

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おすすめの参考書は?

ゼロから始める情報Ⅰ

情報,テキスト,参考書

網羅型の参考書になっていて、内容をマスターするように取り組んでみましょう!

経過措置問題を解く浪人生は1章と2章の内容を読んで、学校の教科書でカバーしてもらえればOKです!

 

おわり

特別な対策は不要!隙間時間にどんどん進めよう!

いかがでしたでしょうか。今回は、「情報I」は何を勉強するのか、どの様に勉強を進めていけばいいのかについて解説しました。基本的には、普段やっている勉強の進め方で問題ありません。

「情報I」に関しては、まだまだ慣れない部分やわからない部分が多く、不安な方も多いと思います。そんな方は、武田塾飯能校で行っている無料受験相談をぜひご利用ください。

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