2024-05-082024年5月
【模試の後は徹底復習!】弱点ノートのつくり方
勉強を頑張っている皆さんこんにちは!
武田塾飯能校の元塾生だった講師の渡辺です。
今回は弱点ノート(自分は復習ノートと呼んでいます)の作り方、その使い方をレクチャーしていきたいと思います。
弱点ノートを上手く活用することが出来れば、勉強の効率は飛躍的に向上します!
このノートはただ書けばいい、作ればいいというわけではないので、
その作り方や記述のポイントなどを徹底的にご紹介します!
今回はわかりやすいように英語でやってみましょう!
英語の弱点ノートのつくり方
【単語編】
英単語の弱点ノートの作成の注意点
これは単語に限ったことではないのですが、弱点ノートには一回目で答えが合っていたものは書かないようにしましょう。
もちろん、どうしてその答えが導けたのか、勘で解いてあっていたものなどは
「理解できていない」に当てはまるので書くようにしておきましょう!
解答の根拠や解き方があっているものはそれ以上深堀りしてもなにもありませんし、
弱点ノートに書く量が多くなってまともに復習しなくなる可能性があります。
あくまで弱点ノートなのでなるべく書く内容は減らすのがオススメです。
いよいよ内容に入りますが、何度も言うようにすでに知っていて
訳がポンと出てくるような単語は「弱点ではない」ので、書かないようにしましょう。
具体的な作成方法
まず、わからない単語や訳がなかなか出てこない単語をすぐノートにかいて、
苦手な単語だらけの自分専用の単語帳を作っていきます。
このノートを隙間時間にあたる電車の中や、寝る前、起きた後などに復習するだけです。
目的としては「弱点である単語を1日に何度も触れること」です。
小学生の時の九々が今でも練習なしでスラスラいえるのと同じことを、
大学受験の勉強でも実践するのが弱点ノートの真の目的です。
人間は何度も繰り返し同じ条件で同じ事柄に触れると、
それが「超重要項目であるから覚えなければならない」と脳が機能します。
そうすることによって、覚えられていない単語などが長期記憶化されて、
自分の弱点が1つずつジワジワと克服できる状態を目指すための教材になるのです!
弱点ノートの使い方
復習の仕方ですが、間違えた回数分だけ横にチェックをしていくと苦手な中でもどの単語が特に苦手なのかが一目瞭然になります。
そして完璧に覚えたなと思ったらその単語は線を引くなどして消すようにしましょう。
弱点が多すぎても精神的につらくなることもありますし、何より覚えるのが大変になります。
ここで一度、効率の良さを考えてみましょう。
単語帳を開いてすべての単語を覚えようとしている人と自分の苦手なところを少しずつ減らしながら勉強している人。
このようにして効率を上げていくと勉強習慣がより確立されると思います。
もし一度覚えられたと思って弱点ノートから消去した単語や、
いままでできていた単語に不安が出てきたと思ったら先生に確認テストを作ってもらうなどしてできていないところを再確認すればいいだけです。
このタイプの単語帳がもっとも力を発揮するタイミングはテストの前だと思います。
わかっている単語とわからない単語が混ざっているものを復習するのでは正直効率は悪いです。
テストが始まる直前まで弱点ノートで勉強することをオススメします。
【文法編】
単語の弱点ノートとの違い
使い方は単語編で一通り説明してあるので、作り方のみ解説します。
文法は単語と違って少し工夫をしないといけないのですが、慣れれば簡単です。
まず、文法問題を解くにあたって大事なことは解答の根拠がいえることです。
これは数学の問題を解くことに似ていますが、
なぜその公式を使ったのかなどが言えないと応用問題に太刀打ちできなくなってしまいます。
なので弱点ノートでは解答の根拠が出てくるかを練習したほうがいいと思います。
そのために、一度間違えた問題や解答の根拠がわからないものを問題番号のみ弱点ノートにチェックし、横に何回間違えたのかの欄を作っておきましょう。
参考書によっては解説が少ないものや、自分の考えと異なる解説が載っている場合もありますので、
弱点ノートに自分で解説を短く書いておくなどしてもいいでしょう。
長文読解の弱点ノートのつくり方
英語の集大成であるがここでも弱点ノートを活かしていく!
長文は自分の認識では、単語も文法も両方できてある程度経験を積めば、
ほとんど文法と同じように復習ができると思いますので、自分は長文を弱点ノートには書きませんでした。
しかし、文章中に出てきた単語や文法、構文解釈などの「間違えたと問題」は弱点ノートを作っておくようにしてください。
単語であれば「単語帳のどのレベルの単語か?」「その単語は今までに何回程度間違えているのか?」をチェックし、ノートに記載しておきましょう。
文法であれば「どの単元の文法で、その内容は文法書の中でも補足に入っている部分かそうでないか」「その文法を自分は文法問題としてなら解けていたのか?」をしっかりと分析してください。
構文解釈では「どうして上手くSVOCを振れなかったのか?」「解釈が出来なかった原因はどの部分にあるのか?」を十分に分析したのち、弱点ノートに記載していましょう!
もちろん文章読解のスキル不足も考えられますので、長文の問題集の解説をしっかりと読みこんで、
「何が原因で解けていないのか?」を言語化して弱点ノートを作り上げましょう!
まとめ
・弱点ノートは作ることが目的ではなく、繰り返し練習するもの
・ノートを作るだけでなく、間違えた単語や文法などは過去に使っていたものの内、どのレベルの内容だったかも確認する
・覚えた内容は斜線を引くなどして消化していく
・ケアレスミスと割り切らずにトコトン最後まで間違えの分析をする
筆者から
最後に、今回は英語を例に挙げてみましたが数学における解答の根拠などほかの教科にも弱点ノートは活かせると思うので、
弱点をどんどん減らしていって受験合格への近道を歩んでいきましょう!!