2024-04-15新課程

今年の受験生は要注意!新課程以降の共通テスト変更点とは!?

こんにちは!
武田塾 聖蹟桜ヶ丘校・府中校です

今回の記事のテーマは
【新課程以降の共通テスト】

学習指導要領が改定されたことによって
20251月実施分より大学入学共通テスト(以下、共通テスト)は
大きく変更されることになります

この記事ではどの点がどのように変更されるのか
できるだけ詳しくお伝えしますので

特に新課程最初の受験生となる皆さんは
ぜひ参考にしてみてください!

教科・科目の変更

旧共通テストは6教科30科目で行われていましたが
変更後は7教科21科目にスリム化・再編される予定です

特に「地理歴史」「公民」では出題科目が大きく再編されます

また数学②は「数学Ⅱ、数学B、数学C」の1科目となります

さらに、変更後は新教科の「情報」が追加されます

以下詳細です

地理歴史・公民

【出題科目】
「地理総合、地理探求」「歴史総合、日本史探求」

「歴史総合、世界史探求」「地理総合、歴史総合、公共」

「公共、倫理」「公共、政治・経済」

最大2科目

【試験時間】
1科目 60分 2科目  130分 (解答時間  120分)

【配点】
1科目 100点

国語

【出題科目】
「国語」

【試験時間】
90分

【配点】
200点

外国語

【出題科目】
「英語」「ドイツ語」「フランス語」

「中国語」「韓国語」

1科目

【試験時間】
英語その他外国語 80分
英語リスニング  60分

【配点】
200点

理科

【出題科目】
「物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎」

「物理」「化学」「生物」「地学」

最大2科目

【試験時間】
1科目 60分
2科目130分 (解答時間  120分)

【配点】
1科目 100点

数学 ①

【出題科目】
「数学 Ⅰ、数学 A」「数学 Ⅰ」

1科目

【試験時間】
70分

【配点】
100点

数学 ②

【出題科目】
「数学 Ⅱ、数学 B、数学C」

【試験時間】
70分

【配点】
100点

情報

【出題科目】
「情報 Ⅰ」

【試験時間】
60分

【配点】
100点

問題形式・試験時間の変更

大きな変更があった教科は
国語」と「数学」です

まず、旧共通テストは「国語」は
「近代以降の文章(論理的な文章、文学的な文章)」と
「古典(古文、漢文)」の4つの大問から構成されており
試験時間は80分でした

変更後は旧テスト4つの大問に加えて
実用的な文章」が新たに加えられ
大問は5つになります

それに伴って試験時間も90分に延長されます

また、数学 ②は「数学C」の追加に伴って
試験時間が10分延長されます

各大学の入試科目の変更

基本的に国立大学は6教科8科目を課すことになっています

文系は外国語、数学2科目、国語、情報、理科基礎、地歴公民2科目の計8科目
理系は外国語、数学2科目、国語、情報、理科2科目、地歴公民1科目の計8科目です

とくに難関大学の多くは
理系では理科基礎
文系では地歴公民の「地理総合、歴史総合、公共」を
選択科目として認めていません

今一度、志望大学の入試要項を確認するようにしましょう

既卒生に対する経過措置

2023年度に高校3年生以上の者に対して
旧共通テストの出題教科・科目が経過措置科目として出題されます

新設される「情報 Ⅰ」に関しては「旧情報(仮)」として別科目が設置され
旧課程の「社会と情報」「情報の科学」の共通部分に対応した必答問題と
「社会と情報」「情報と科学」それぞれに対応した選択問題が出題されます

なお、現行の教育課程の履修者は
新課程科目と経過措置科目を組み合わせて
受験することが可能です

また、この経過措置については
2025年度入試のみ実施されるところに注意が必要です

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